地元の不動産屋に査定を頼むのは得なのか？
2016/08/12
自宅やマンションを資産整理や、相続目的などで処分する場合には最終的に「どこかに売る」ことになります。
その前に「いくら位で売れるのか？」を把握するため、相場を知るためにも事前に「査定」を行うケースがほとんど。この査定は不動産業者に頼んで、しっかり査定してもらうケースもあれば、路線価などを参考に割り出したりも。
最近では法改正があり「空き家」が問題になっています。
今までは土地に「建物」があれば固定資産税が割安になることもあり、空き家がどんどん増えていってしまいました。そこで「危険な空き家」は税金を高くしますよ（減税措置しません）という法改正もなされ、地方では「空き家の処分」のために「査定依頼する人」も増えているようです。
地元の不動産屋に査定をしてもら方がいい？
不動産鑑定士の行う「鑑定評価」はちょっと・・・ハードルが高いよね
一番手軽な方法が「知っている不動産屋」に査定を依頼する方法です。
基本的に「不動産を売る人」は多くありません。ネット経由で買い手は見つかるますが、そういった情報は集めにくいものです。地元であれば「ご近所に売ることを知られたくない」という気持ちもあるハズ。
そんな場合に使うべきなのが 不動産一括査定サービス でとなります。
また、遠く離れたところにある物件（例えば、空き家になった実家や相続した不動産）を売却する場合などは、地域に精通した不動産会社を探すのは容易ではないでしょう。
そんなときは、不動産一括査定を使ってみましょう。
地元の不動産業者を使うメリット
- 近隣の相場や傾向など情報を把握している
地元の不動産業者を使うデメリット
- ネットワークが地元オンリーなので狭い
- 実際の売却まで時間が相当かかるケースが多い、結果的に安くなってしまう
- 販売力が弱い会社が多い（小規模の不動産屋が多い）
地元で考える場合、不動産鑑定に頼むという方法もあります。不動産鑑定士が独占的に行っている業務に「不動産鑑定評価」があります。
不動産鑑定士の行う鑑定評価は、資格を有する不動産鑑定士しか行えない 「独占業務」であり、「鑑定評価基準」に基づいて行う、実証的なものです。 しかし、不動産鑑定評価は費用もかかることから、お客様のニーズに応え、不動産鑑定士も「査定」を行っています。
裁判などの時に強い立証資料が欲しい場合は「査定」では意味がありません。この場合は「鑑定」結果が望ましいので不動産鑑定士などに依頼するのがベターでしょう。ただし相続や何かしらのトラブルでなければ普通は「査定」から入り、売買検討するのが一般的な流れになります。
ネット査定では「精度が高い。不動産の価値を客観的に査定してくれるのがメリット
オススメできるのが「一括査定サイト」の活用です。
一括査定というのは複数の業者が参加しており、その中から最大3-6社程度の不動産業者があなたのマンションや自宅、土地などの不動産を査定し、おおよその数字を出してくれるもの。
売却までの期間の目安や、税金などについても親切に相談にものってくれます。
投資用マンション、自宅、親の実家・・・・どんな種類であろうと、まずはここでおおまかな査定額をはじき出してもらうのがよいでしょう
それぞて業者ごとに査定額の差もかなりありますから興味深いですよ。
不動産の購入にしても売却にしても、自分で金額を決めることができませんから、不動産会社に依頼をしなくてはいけません。
大手であったり、地元の不動産会社であったりその形態は様々であるといえるのですが、比較検討をしながら相場観を把握したいのであればオンライン査定サイトがいいでしょう。
なぜ一括査定のように「複数の不動産会社に査定額」を出してもらうほうがいいのか？
イエイやスマイスターなどが代表的な不動産一括査定サイト。これらを利用すれば複数の不動産会社に査定額をはじいてもらうことで不動産価格を知ることが可能。
会社毎に金額に開きがあり、中には10,000万近くの差が開くことも。マンションが得意、欲しい業者もあれば、築10年以上の戸建てが欲しいとか、それぞれ強みがあるので「複数の会社に査定してもらうこと」は「損することがない！
」
ということです。
特に地方の物件、不動産はネット査定がマストです。 地方の物件を探しているのはその近くの人だけではありません。東京の人が地方の不動産を事情があって探しているケースもあるので。
便利な一括査定も弱点はいくつかある。一括査定のデメリットは？
きちんとした相場がない不動産では「なるべく多くの会社」に見てもらい「一番高い評価」を下してくれる不動産会社に売却依頼や手続きを頼むのがポイント。
しかし、便利な一括査定サイト、オンライン査定にもデメリットはあります。
それは仮申し込みの段階から、こちらの情報を住所から氏名年齢、さらには勤務先会社名といったある程度個人情報が丸わかりとう点です。とくに「運用母体」がハッキリしていないサイトでの利用は厳禁です。
運営者、運営会社はどこ？実績や評価は？ などを必ず確認すべきです。
また中には査定を申し込むと、職場や携帯にまえ毎日のようにしつこい営業電話をしてくる業者も。 こういった参加企業の質が悪い一括査定サイトも注意が必要です。
中には後でアドレスや情報を悪用されるリスクもあるので。
また、すべての項目を記入するのがめんどくさいという点も確かにあります。
しかし、自宅にいながら「複数社の目線で、評価額（査定）を知れる」というメリットを考えれば、1分ほどで記入は終わりますので、メリットのほうが勝っていると思います。
